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<介護・ご譲受>事業譲受により、スピード感を持った事業規模拡大を実現

株式会社ソワン

2021年3月、株式会社ソワン(以下 ソワン様)は、これまで株式会社協和(以下 協和様)が運営されていたサービス付き高齢者向け住宅を事業譲受されました。介護業界に参入後、積極的な事業拡大を推進されてきたソワン様。事業譲受を通じて協和様の想いを受け継ぎ、現在、利用者様の「安心して暮らせる環境」作りを実現されています。事業譲受という選択肢をもって事業拡大を実現された経緯や今後の展望について、株式会社ソワン・取締役の中 亮平 様にお話を伺いました。

譲受企業

本社所在地

和歌山県

業態

住宅型有料老人ホーム、ヘルパーステーション、サービス付き高齢者向け住宅、ケアプランセンター、訪問看護ステーション、放課後等デイサービス、調剤薬局

譲受後の状況

既存事業所とも連携しながら運営

譲渡企業

本社所在地

大阪府

業態

調剤薬局

譲渡理由

資金繰りの問題も踏まえ、今後も継続的に同社で運営することが難しいと判断し、譲渡を決意

ストラクチャ

事業譲渡

整骨院事業の展開から一転、介護業界へ参入

―介護業界参入のきっかけを教えてください

介護事業を始める以前は、代表は大阪で整骨院事業を展開していました。一方で、整骨院は店舗数が増加し、競争が激化していました。主力事業の継続や成長に課題をかかえていたことを機に、新規事業の展開を検討しはじめ、代表が以前から興味があった介護業界への参入に踏み切りました。はじめは住宅型有料老人ホームと訪問介護が併設されている事業所から、介護事業をスタートしました。

―介護業界参入当初から事業拡大を視野にいれていましたか?

はい。当社は「常に新しいものを創造し追及、前進することを忘れず失敗を恐れない。」を経営理念に掲げています。代表は介護業界に参入した当初から、スピード感を持った事業規模拡大の意向を持っていました。

事業規模拡大と事業スピードを優先するため、事業譲受を選択

―譲受という選択肢をもって事業を拡大した理由を教えてください

当時は、成長過程で資本も潤沢にあったわけではなかったので、一から介護事業所を立ち上げることに難しさを感じていました。そんな時、CBパートナーズから、サービス付き高齢者向け住宅の譲受案件のご紹介を受けました。
新規で介護事業所を立ち上げるより、資金面や運営面のハードルが低い譲受という選択肢も視野に入れて、事業規模を拡大していこうと考えていたこともあり、前向きに検討を始めました。何より、事業スピードを優先していたため、事業承継による譲受という選択肢は魅力的でしたね。

若い力が活躍する、活気溢れる「明るい」事業所作りを目指して

―譲受を決意される際に重視しているポイントはありますか?

連携がとりやすいドミナント内であることを軸に、その他では建物も含めた事業所内外の清潔さを重視しています。利用者様に安心して暮らしていただくために、まずは清潔さや明るさが重要だと考えています。そのため、できる限り清潔な事業所の譲受を心がけています。実際に譲受後も、窓を大きくしたり照明を増やしたりと、とにかく明るい事業所作りを意識しています。

―実際に、利用者様から「明るく雰囲気が良い!」という声があがっていますよね

はい。また、初めて見学にいらっしゃる方々から「ここの事業所は明るいね!」と言われることもあります。特に、当社は日々の清掃に力を入れていて、毎朝30分、立場は関係なく全スタッフが参加する形で、全ての事業所で清掃の時間を設けています。もちろん私も参加しています。日々の清掃が、利用者様にとって明るい気持ちに繋がり、スタッフにとっても、コミュニケーションの機会や働きやすさに繋がっていたら非常に嬉しく思います。

さらに、当社では、若いスタッフも非常に活躍しています。実際に、協和様から引き継いだサービス付き高齢者向け住宅の管理者として抜擢したスタッフは、当時29歳でした。今では、複数の事業所の管理(エリア統括)を任せています。若い力の活躍をもって、活気溢れる事業所作りを目指していきたいです。

運営方針の変化に伴い、設備調整には苦労も。管理者の配置により方針に沿った統制を実現

―譲受に際して、苦労した点や心がけていた点はありますか

要介護度が高い方を受け入れる際に必要なお風呂等、諸々の設備調整には苦労もありました。また、“人”が関わる部分は慎重に進めました。

設備調整については、協和様が運営されていた当時、ケアではなく見守りをメインにされていたため、要介護度が高い方を受け入れる設備を開業された当初から設けていませんでした。そこで、当社の運営方針に沿って一から準備する必要があったため、資金や労力では苦労もありました。

また、介護事業は、“対 人”の事業であるため、“人”が関わる部分は慎重に進めました。当社は現在、10ある事業所のうち、3つの事業所は、事業承継で譲受しています。はじめて譲受を経験した事業所は、当社の運営方針を上手く浸透・統制することができず、売上が当初計画していたものから大幅に下がってしまいました。同時にスタッフの退職も続き、苦労が絶えませんでした。そこで、本譲受案件では、当社の運営方針を熟知している管理者を配置することで、環境に変化が生じる点について、スタッフ、利用者様にしっかりと説明しました。そのため、そこまで大きな混乱も起きませんでした。

今後も積極的な事業拡大により、業績目標達成を目指す

―譲受によって事業を引き継いで約1年が経ちますが、いかがですか?
また、今後も事業拡大を目指す方針でしょうか?

協和様から譲受したサービス付き高齢者向け住宅は、雰囲気も非常に良いですし、利益も出ていて順調に運営できています。また、今後も事業拡大を目指します。当社は現在、5年以内に年商30億円を目指しているため、そこに到達する過程で、これからも事業拡大に積極的に取り組みます。もちろん、介護事業が主軸ではあるものの、医療・飲食事業も展開しているため、3本柱で目標達成に向けて進んでいる状況です。

医療については、CBコンサルティングの仲介で譲受した調剤薬局と、今後はクリニックも展開していきたいと考えています。飲食についても同様に伸ばしていくことで、3本柱として会社の発展に取り組んでいきます。

―さいごに、CBグループに一言お願いします

CBグループのアドバイザーの皆さんは、非常にスピード感を持って動いてくれるので、コミュニケーションが取りやすいですね。また、医療・介護・福祉業界に関する知見も豊富なため、業界動向もよく理解したうえで、私たちクライアントと業界がかかえる課題に真剣に向き合い、きちんと考えてくれている、そんな姿勢がとても印象的です。今回、素敵なご縁をいただきありがとうございました。

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