福祉用具レンタル・販売の業態は、小売やレンタル事業の側面が非常に強いため、他業種などから参入しやすい業態であります。
参入障壁はそこまで高くありませんが、ケアマネージャーや地域包括支援センターなどとの連携が重要になってくるため、既にそういった連携ができている事業・業態をM&Aで譲受をするということは、一般的に行われています。
福祉用具レンタル・販売のM&Aによる譲渡側のメリットは、利用者様の引き継ぎができること、また在庫が残っている場合は、在庫も含めて譲渡できることが挙げられます。廃業する負担を考えると、譲渡によって得られる資金は多くは期待できませんが、あまり負担が大きくなく譲渡できる事業形態と言えます。
利用者様の引継ぎがメインとなる為、労力と資金負担のいずれの観点からも比較的負担が少ないという点が、福祉用具レンタル・販売を譲受するメリットとして挙げられます。また住宅型施設を運営している場合は、自社のサービスとして提供できる点も利点と言えるでしょう。