#おうち時間
#うちで過ごそう
#うちで踊ろう
現在SNSを中心に日本中が‟うち“にいることを合言葉に励ましあっています。
『家(いえ)』ではなく『うち』というフレーズなのは、
人それぞれ事情が異なっても必ず居場所があるという、
日本人の思いやりが垣間見えているような気がして個人的に良い表現だと感じています。
さて、今われわれに求められているのは言うまでもなく外出を控え、人との接触を減らし、感染症の拡大を食い止めることです。
私どもの会社も私個人もそのために最善の行動を取るのは当たり前ですが、
一方で『STAY HOME』によって起こり得るかもしれない懸念点にも少しだけ触れさせていただきます。
メディアなどではよく「経済的な打撃」や「家庭内暴力のリスク」等というトピックが取り上げられていますが、
私自身は医薬業界にいた経験から高齢者をはじめとする人々の健康への懸念などが思い浮かびます。
例えば、高齢者の認知機能はデイサービスに通うことで認知機能低下の進行を抑制するというデータもあります。
もし、高齢者のみなさまが安心してデイサービスに通うことができないとなれば、
肺炎を罹患するリスクほどではないにしろこういった弊害が生じる可能性は十分にあります。
また、老若男女を問わず睡眠障害のリスクなどもはらんでいるのではないでしょうか。
これは単純に「通勤しなくていいから」、「学校に通わなくていいから」といった夜ふかしや寝坊を指しているのではありません。
‟おうち“に居ることで我々が日光を浴びる機会は確実に減少していると思われます。
その結果、メラトニンなどの睡眠関連ホルモンの分泌が抑制され、睡眠障害に繋がるリスクも考えられます。
「おうちで楽しむ」「おうちで笑う」ももちろんですが、「おうちで体調を崩す」ということがないように、そして早く皆さまが‟STAY HOME“に縛られない日が来るよう心より願っております。