介護施設

資産や負債について

新年が始まりました

明けましておめでとうございます。2020年が始まりました。

本日1月10日は十日えびす。

関西の風習で、商売繁盛と家内安全のお願いをしに
七福神の一人であるえびすさんの祀られている神社に行ってきました。

今年も一年、よろしくお願いします。

譲渡の際に気を付けていること

さて、話は変わりますが、
譲渡のお手伝いをさせていただく際に、
私が気にかけているうちの一つに「資産と負債」があります。

負債の取り扱いについては、
“事業譲渡”なのか”株式譲渡”なのかによって変わりますが、
ここでは株式譲渡における考え方を記載させていただきます。

株式譲渡の場合、

法人をそのまま譲渡する、要するに代表の交代になるため、
法人の資産や負債もそのまま引き継ぐことになります。

その時に論点になるのはおおよそ以下の項目になります。

資産

・有形固定資産
・代表が個人で所有している可能性のある事業用不動産
・積立金などの代表に紐づいている有価証券など

負債

・短期借入金
・長期借入金
・役員借入金

各項目についての説明は次の章で解説していきます。

資産について

【資産】

・有形固定資産
・代表が個人で所有している可能性のある事業用不動産
・積立金などの代表に紐づいている有価証券など

株式譲渡をする際にこのあたりの資産は時価評価するのが一般的です。

しかし、買手によっては評価しないものもあるので注意が必要になります。
例えば現在も事業で利用しているもの等はそのまま継続して使用するので
譲渡対価の中に含めて考えることがあります。

逆に不動産や有価証券などは含めて考えることができないので、
時価による評価を行った後に買取を行うケースがほとんどです。

ここで重要なのは決算書上にある簿価では基本的には評価しないことです。

負債について

【負債】

・短期借入金
・長期借入金
・役員借入金

短期借入金や長期借入金は基本的に銀行からの借り入れであることが多いです。

株式譲渡の場合は、
譲渡後借入金の返済については新株主である買手が行うことになります。

一方、役員借入金については譲渡と同時に一括返済をお願いしています。

なぜ、一括返済をお願いしているのかというと、その後のトラブルを未然に防ぐためです。

役員借入金の場合、銀行借り入れのように毎月返済しなければならないわけではなく事業が軌道に乗り、銀行への返済額を考慮しても余裕があるときに返済していくのが普通でしょう。

また、銀行からの融資を受けることが可能となり、そのお金を基に一括で返済することもあります。

このように自由度の高い負債であることから、
トラブルの原因になることがあるので事前に取り決めを行い、
一括返済を行うように勧めています。

最後に

株式譲渡を行う場合はのれん代以外に資産や負債についても考えなければいけません。

資産や負債の大きさによっては、
譲渡対価が大きく変動してしまうことがあるので要注意です。

そのため弊社では譲渡を検討する際には無料で価値算定を実施しています。

アドバイザーの専門的知見から現在の事業価値がどのくらいなのか、

譲渡の際にどのようなテクニックがあるのかについても、
併せてお話しすることができますのでこの機会にぜひご利用ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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