私のコラムに足を運んでいただきありがとうございます。
今回のテーマは、「AI」です。
さて、AIは最近よく聞くワードになっています。
少し、AI(artificial intelligence)=人工知能の歴史について触れてみたいと思います。
元々、1950年代に作られた用語で、
問題解決や記号処理といったトピックが探究されました。
1960年代になると、米国の国防総省がこの領域に関心を示し、人間の基本的な論理的思考(推論)を模倣できるようにコンピューターをトレーニングする研究を開始しました。
様々な研究、開発を経て、今日のコンピューターに見られる自動化や形式推論への道が開かれ、人間の能力を補完・強化することを目的とした意思決定支援システムやスマート検索システムなどの実現につながりました。
これから、どの業界にもAIの波がやってきます。
例えば、私が、以前いた金融業界。
世界トップの投資会社ゴールドマンサックスは、
2000年に600人のトレーダーがいました。
ただの600人ではありません。世界トップレベルの600人です。
しかし、金融業界にAIが参入したことにより、
2017年にはなんと2人に激減しました。
(この2人はAIのメンテナンス要員です。)
5年前に人が当たり前のように行っていた業務を、
AIが代わりに行う。介護業界も例外ではありません。
私の所見ですが、
今から介護業界もAIとの共存を考えるべきだと思います。
介護現場ではいま、
職員の離職や人手不足の慢性化が問題となっています。
厚労省の推計によれば、2025年には3人に1人が高齢者となり、37.7万人の介護人材が不足するともいわれています。
外国人労働者の受入だけでなく、
AIが労働力として需要が高まることは明白です。
まだまだ介護業界への参入規模は小さいですが、
5年以内に拡大すると考えています。
経営者の皆様も、選択肢の一つとしてAIと共存していくことを視野にいれてみてはいかがでしょうか。