病院DXアワードについてはこちらのコラムで紹介しています。
>>>初開催!病院のDXを推進する「病院DXアワード2025」
2025年3月5日に「メディカルジャパン大阪」内で開催された「病院DXアワード2025」の表彰式では、1次審査で優秀賞に選ばれた6社がプレゼンを行い、最終審査の結果、大賞が選ばれました。
大賞には、診療中の会話をAIと音声認識技術を使ってカルテ形式に短時間で要約するクラウドツール「kanaVo」を開発・販売するkanata株式会社が選ばれました。
ユーザーへのアンケートによると、kanaVoを使用することで、カルテの入力に1日「152時間」要していたのが75%削減され、1日たったの「38分」になったという驚異の時間短縮。またカルテの入力時間が削減されたことで、患者に向き合える時間も増え「医師の働き方改革」「カルテの充実」「患者満足度の向上」という3つの効果が狙えるツールになっています。
>>>「kanaVo」の詳細は病院DXアワードのページからご覧いただけます
一次審査では以下の5社が優秀賞に選ばれました。
※五十音順で記載
医療DXは、医療分野におけるデジタル技術の活用により、医療サービスの質向上、効率化、そして患者体験の向上を目指すもので、今後、全国医療情報プラットフォームの構築と電子カルテの標準化と普及が大きな柱になることでしょう。
また医療DXで特に注目すべきはAI分野です。少子高齢化や医療従事者不足といった日本社会の課題を解決するための重要な手段として、進展が期待されています。
日本国内のAIシステムの市場規模は、2023年に6,858億7,300万円(前年比34.5%増)、2024年に前年比41.6%増の1兆763億円と急成長を遂げており、2028年には2兆5,433億6,200万円なる見込みです。 出典:総務省|(令和6年版 情報通信白書|市場概況)
現在、AI技術を用いた画像診断やカルテ解析が進んでおり、今後さらに医療の質を向上させるための重要なツールとしての役割を果たすでしょう。これにより医療従事者の業務効率向上や、患者にとってより良い医療環境が提供されることが期待されています。
・「医療DX推進体制整備加算」が2024年10月から3区分に
・2025年4月開始予定!かかりつけ医機能報告制度の目的とは
・【2025年度中いよいよ運用開始】電子カルテ情報共有サービスとは?
・2025年度から開始予定の電子カルテ情報共有サービスとは?
・電子カルテのメリット・デメリットは?など・・・