2023年2月17日に、CBパートナーズの医療介護福祉事業部 西日本グループ ディレクターである小村幸男は京都銀行主催で行われたセミナーに登壇いたしました。「最新事例で学ぶ!介護業界M&Aセミナー」と題し、M&Aを活用した事業承継・事業拡大についてお話をさせていただきました。
セミナー当日は、会場参加とオンライン参加のハイブリット形式でご参加いただきました。
セミナーの主な内容は
など、後継者不在の方や介護業界に先行きを不安に感じられている方、M&Aを活用した事業拡大をご検討されている方にご参加いただきました。
介護業界で今、なぜここまでM&Aが活発に行われてきているのでしょうか。
2022年度は、老人福祉・介護事業の倒産件数が過去最多になる恐れがあると予想されています。ここ数年、年間100件以上を推移するなかで、M&Aで事業を継続される選択をされる方も増えております。
事業承継を考えるきっかけとなる3つの理由として
一方で事業拡大を考えるきっかけとなる3つの理由として
などがあげられます。
本セミナーでは、上記の要因や具体的な事例と共に、理由について解説させていただきました。
また、ご相談から譲渡までの流れや、株式譲渡と事業譲渡の違い、第三者承継を含む選択肢とメリット・デメリット、成功事例や失敗事例などについても、事例やポイントを押さえてお話をさせていただきました。
質疑応答では、介護業界でのM&Aでは、どのような業態からの相談が多いのか、赤字や債務超過での成功事例、総量規制があるエリアでの成約実績、譲渡価額の決まり方などについての質問を受けました。
登壇させていただきました小村より、介護業界においてM&Aを活用した事業承継・事業拡大をお考えの経営者の皆様へメッセージをお伝えします。
介護事業のM&Aは、業界特有の難しさがございます。
事業承継を成功させるためには、考えるべきことを知り、「できる」「できない」ことを明確にすることです。また、報酬改定などにより譲渡希望価額よりも低額になる可能性もあるため、スケジュールをたてることが大切です。
定量的な課題を解決させるためには、企業価値診断の実施や企業概要書(IM)の作成をし、譲渡希望価額や従業員の継続雇用の設定を、また、定性的な課題を解決させるためには、M&Aの事例を知る、経験者の話を聞くなどし、ご家族親族や従業員・取引先の理解を得ることが重要です。
2024年には同時報酬改定が行われるため、M&Aを検討されている方は、お早めに動かれることをおすすめします。
CBパートナーズでは、無料で企業価値診断を実施、事例集のプレゼント、各種セミナーを実施しております。介護事業の専任のM&Aのプロが多数在籍しておりますので、お気軽にご相談ください。
株式会社CBパートナーズ 小村幸男