昨今の介護事業の中でも数多くM&Aのお問合せをいただく業種の1つに訪問看護ステーションがあります。
皆様の中にも人手不足が原因で事業を縮小したり、
閉業したりするステーションがあるというお話を聞いたことがあられる方は多いかと存じます。
今回は、そんな訪問看護ステーションを取り巻く深刻な人手不足についてお話させていただきます。
先月、2月17日に公益社団法人日本看護協会が「2019年度 ナースセンター登録データに基づく看護職の 求職・求人・就職に関する分析」 を発表しました。
発表によると、
病院や介護施設といった施設種類のうち、
求人倍率が最も高い種類が訪問看護ステーションの3.1倍であるという事が分かりました。
他の施設種類は1.0倍~2.0倍の数値で推移しており、訪問看護ステーションが特筆して大きいことが分かります。
訪問看護ステーション単体で見た場合は、求人施設数はほぼ横ばいで求人数が微増しているため、
将来的に倍率が緩和される可能性はありますがまだまだ道のりは長そうです。
介護事業における人員不足は経営に深刻な影響を及ぼします。
実際に当社にお寄せいただく相談のうち訪問看護ステーションの譲渡については人の部分を起因とした理由が非常に多く、いかに訪問看護ステーションを運営される方が人の問題に頭を悩ませているかがひしひしと伝わってきます。
弊社では実際に、人手不足が理由で譲渡を検討され、成約に至った訪問看護ステーションの譲渡も数多くございます。
人員に余裕があり、人手不足の事業所でも引き継いでいただける方をご紹介できますので、お気軽にご相談ください。