M&Aとは主として企業価値の向上を目的としていますが、
ではその企業価値とは何でしょうか。
ここではその詳述は避けるとして、
企業価値の中には「企業が持つ無形のブランド価値」
が内在されていると考えられています。
従いますと、
M&Aとは自社のブランド価値をいかに高めるかと同義です。
では、介護施設のM&Aにおけるブランド戦略について見ていきます。
大規模で展開している法人様の中には、
自社と価格帯やサービス(ブランド)が近い介護施設を
買収したいという希望が少なからずあり、
その理由は様々ですが、ブランド価値を毀損しないという考え方が包含されているように見えます。
しかしこの考えは介護事業にとって一概には当てはまらないかもしれません。
なぜなら地域包括ケアの方向に国が舵を取っていく中では、
単一の事業運営よりは複数の事業運営の方が今後の報酬改定に柔軟に対応できるからです。
今後は似たようなブランドを積極的に買収するよりも、
ブランド価値が異なる事業や業態を買収することで、
よりブランド価値を高めていく戦略が取られる流れになるように思えます。
このような、買収戦略についても、
当社は専門のアドバイザーがご対応させて頂きます。
ブランド価値の向上を含め、介護事業のM&Aに関するご相談は、お気軽にお問い合わせくださいませ。